授乳中のハーブの摂取について

授乳中のハーブの摂取について

「プナールナヴァについて授乳中医師と相談とありましたが、今授乳中なのです。成分が強いのでしょうか?乳幼児への影響があるでしょうか?」

というご質問をいただきました。

ハーブ全般の注意事項として、現代医学的な臨床データやエビデンスが少ない場合、一般的には「妊娠中や授乳中は控える、または医師に相談する」と記載するのが、日本国内でのルール(リスク管理上の配慮)となっています。

妊婦さんや授乳中のお母さんを対象に臨床試験を行うことは倫理的に困難であるため、ハーバリストやメーカーとしては、
1. 妊娠中・授乳中はNGと答える
2. データがないため控えるよう勧める
3. 医師に相談するよう勧める
という選択肢をとらざるを得ないのが現状です。

そして、現代医学の医師の多くはハーブの薬効や伝統医学に詳しいわけではないため、安全をとって「念のためやめておきなさい」と回答されることが多くなります(*^-^*)。

そのため、わたしどものHPにもそのように記載させていただいております。

ですが、伝統医学や民族植物学の視点に目を向けると、見解は大きく異なります。

例えばミャンマーでは、伝統的に出産後に母乳が出づらいお母さんに対して、プナールナヴァの葉を入れたスープを振る舞う習慣があります。また、発祥地であるインドのアーユルヴェーダにおいても、プナールナヴァは産後のむくみを和らげたり、授乳(母乳の出)を助けたりするハーブ(催乳・体調整え)として扱われており、授乳中の使用自体が危険視されているわけではありません。

インドの薬用植物に関する研究論文等でも、プナールナヴァが授乳をサポートする目的で使われてきた事例が多数報告されています。

したがって、「特別に成分が強すぎて危険だから」とか「乳幼児への有害な影響が確認されているから」という理由で「医師に相談」と書いているわけではありません。

ただし、植物である以上アレルギーの可能性はゼロではありませんし、現代科学基準での大規模な臨床試験がなされているわけではありません。そのため、表記上は「授乳中医師と相談」と書かざるを得ないのが実情です。

すっきりとした回答にならず恐縮ですが、伝統的な背景を知っていただいた上で、ご自身の体調に合わせてご判断いただく参考にしていただければ幸いです。

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