アルジュナと医薬品の相互作用について

アルジュナと医薬品の相互作用について

はじめに

アルジュナはとてもパワーのあるハーブですが、その分、持病をお持ちですでに何らかのお薬を飲まれている方は注意が必要です。

例えば「高血圧の薬を飲んでいる」状態で血圧を下げる働きのあるハーブを摄取すると、ダブルで血圧が下がりすぎて倒れてしまうリスクがあります。また、ハーブの成分が肝臓での薬の分解を防げ、薬が効きすぎてしまう「相互作用(薬物相互作用)」が起きる場合もあります。

以下に、現代医学で使われるお薬との相互作用の可能性をまとめました。日常的にお薬を飲まれている方は、該当するものがないか一応チェックしてみてください。

糖尿病治療薬との相互作用

アルジュナには血糖値を下げる可能性があります。糖尿病治療薬と併用すると、血糖値が下がりすぎる(低血糖症状を起こす)可能性があります。相互作用の強さは体質や個人差によって異なるため、必ず主治医にご相談の上でお試しください。

相互作用の可能性がある主な糖尿病薬
  • グリメピリド(アマリール)
  • グリブリド(ダイアベータ、グリナーゼ、ミクロナーゼ)
  • インスリン
  • ピオグリタゾン(アクトス)
  • ロシグリタゾン(アバンディア)
  • クロルプロパミド(ディアビネース)
  • グリピジド(グルコトロール)
  • トルブタミド(オリナーゼ)
⚠️ 注意服用にあたっては血糖値を注意深くモニタリングし、お薬の量を調節する必要が生じる場合もあります。また、どんなに良いものでも体は急激な変化を嫌います。まずは推奨量よりも少ない量から始め、体の反応を確認しながら進めてください。

抗凝固薬・抗血小板薬との相互作用

いわゆる「血液をサラサラにする」お薬ですが、アルジュナと併用すると相互作用を起こす可能性があります。皮下出血(あざ)ができやすくなったり、怖我をした時に血が止まりにくくなるリスクがあります。手術前には服用を控えるなどの配慮が必要です。

該当する主な薬剤
  • アスピリン
  • クロピドグレル(プラビックス)
  • ジクロフェナク(ボルタレン、カタフラム)
  • イブプロフェン(アドビル、モトリン)
  • ナプロキセン(アナプロックス、ナプロシン)
  • ダルテパリン(フラグミン)
  • エノキサパリン(ロベノックス)
  • ヘパリン
  • ワルファリン(クマディン / ワーファリン)

肝臓のCYP酵素との相互作用

お薬が体の中に入ると、主に肝臓の酵素の働きによって変化・分解されます。その酵素の中に「シトクロムP450(CYP)」と呼ばれるグループがあります。肝臓において解毒を行うほか、生物の正常活動に必要な反応に広く関与しています。肝臓において解毒を行うほか、生物の正常活動に必要な反応に広く関与しています。

アルジュナは特に「CYP2C9」「CYP2D6」「CYP3A4」の3つの酵素が関与する薬の分解を遅らせる可能性が示唆されています。これらの酵素で代謝されるお薬と一緒に服用すると、薬の効果や副作用が想定より強く表れる可能性があります。

CYP2C9 により肝臓で分解・代謝される主な薬
  • アミトリプチリン(エラビル)
  • ジアゼパム(バリウム)
  • ジレウトン(ザイフロ)
  • セレコキシブ(セレブレックス)
  • ジクロフェナク(ボルタレン)
  • フルバスタチン(レスコール)
  • グリピジド(グルコトロール)
  • イブプロフェン(アドビル、モトリン)
  • イルベサルタン(アバプロ)
  • ロサルタン(コザール)
  • フェニトイン(ジランティン)
  • ピロキシカム(フェルデン)
  • タモキシフェン(ノルバデックス)
  • トルブタミド(オリナーゼ)
  • トルセミド(デマデックス)
  • ワルファリン(クマディン)
CYP2D6 により肝臓で分解・代謝される主な薬
  • アミトリプチリン(エラビル)
  • クロザピン(クロザリル)
  • コデイン
  • デシプラミン(ノープラミン)
  • ドネペジル(アリセプト)
  • フェンタニル(デュラジェジック)
  • フレカイニド(タンボコール)
  • フルオキセチン(プロザック)
  • メペリジン(デメロール)
  • メタドン(ドロフィン)
  • メトプロロール(ロプレッサー、トプロールXL)
  • オランザピン(ジプレキサ)
  • オンダンセトロン(ゾフラン)
  • トラマドール(ウルトラム)
  • トラゾドン(デシレル)
CYP3A4 により肝臓で分解・代謝される主な薬
  • ロバスタチン(メバコール)
  • クラリスロマイシン(バイアキシン)
  • シクロスポリン(ネオラル、サンディミュン)
  • ジルチアゼム(カルディゼム)
  • エストロゲン製剤
  • インジナビル(クリキシバン)
  • トリアゾラム(ハルシオン)
  • オメプラゾール(胃酸分泌抑制薬)
⚠️ ご注意酵素反応には個人差があるため、「具体的にどのくらい薬を減らせばよいか」などを一概に示すことはできません。あくまで「そうした相互作用が起こり得る」という知識として参考にしてください。

まとめ

ご自身やお知り合いで該当するお薬を飲まれている方がいらっしゃいましたら、どうぞ参考にしていただければ幸いです。

アルジュナは素晴らしいハーブですが、お薬を服用中の方は必ず主治医にご相談の上でお試しください。

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