ステビア

ステビア

石垣島の植物図鑑

ステビア

すてびあ

砂糖の300倍の甘さ。日本が世界に贈った、南米生まれの天然甘味料

🌿 東南アジアとステビア

ステビアの葉

近年東南アジアを旅すると、ステビア栽培がちょっとしたブームのように感じます。ベトナムでもタイでもお土産を売っているような市場にいくと「ステビア、甘いよ」と日本語で話しかけられ、乾燥葉を渡されます。

「どうだ、面白い葉っぱだろう?」といった感じのドヤ顔をされるけど、「じつは、これを南米から世界に紹介したのは日本人だというのは知らないだろう?」と、心の中で、こっちもドヤ顔で返す( *´艸`)

そう、現在甘味料として、ステビア抽出物を世界で認められる形に改良し、道を開いたのは日本なんです。

■ 基本情報 南米生まれのハーブ

ステビアはもともと、南米原産のハーブ。パラグアイとブラジルの国境地帯に自生する多年生キク科植物です。パラグアイでは400年も前からマテ茶の甘味付けに使われてきました。それを大阪の守田化学工業が世界で初めて商品化したそうです。

■ 日本が切り拓いた道 研究と改良の歴史

ステビアの花

1960年代後半、人工甘味料の発がん性など、健康に対するリスクが問題化され、それに代わるのは天然の甘味料しかないと研究がすすめられたといいます。砂糖の300倍の甘さを持つといわれるステビアは健康に良い砂糖の代替品として日本においてその品種改良が進み、安全性試験が繰り返され、三種含まれる甘味成分の含有比率などの研究もすすみました。

しかし、当時の道のりは決して平坦ではありませんでした。海外の科学誌がステビアに「避妊作用があるのではないか」といった懸念を取り上げたことで、「ステビアって体に良くないらしい」といううわさが世界中に広まってしまったのです。(これは、のちに当時ステビアの台頭を警戒した某国の甘味料業界によるネガティブキャンペーンだったともいわれています。)こうした業界のロビー活動も影響し、アメリカや欧州ではその後も長らく、ステビアは食品添加物として認可されませんでした。

それでも、日本国内の企業や業界団体は諦めませんでした。疑念を払拭するため、日本側が主体となって気の遠くなるような安全性試験や毒性試験を幾度も繰り返し、安全性を科学的に証明し続けたのです。

■ 世界へ 国際的な認知までの道のり

日本国内では1970年代からすでに食品添加物として広く使われ、安全な実績が積み上げられていきました。その日本で重ねられた地道な研究と膨大なデータこそが、のちに世界の不信感を打ち破る最大の武器となったのです。

そして2000年代になってようやく、JECFA(食品添加物の安全性を評価する国連機関)で正式に安全性が確認され、日本発のステビア甘味料は文字通り、国際的にも認められる甘味料となりました。

・2008年 JECFA が ADI(許容一日摂取量)を設定
・2010年 EFSA が安全性を確認
・2011年 CODEX が国際規格として採用

この日本人の不屈の努力がなければ、いま世界中で愛されるステビアの姿はなかったはずです。

■ グアラニー族の薬草として 伝統的な使われ方と現代の研究

さて、甘味料としてのステビアはこのように日本の努力で国際機関にも食品に使ってよいというお墨付きを得るわけですが、もとをただせば、パラグアイからブラジルにかけて住む先住民族グアラニー族が、代々神聖な薬草として崇拝してきたものでした。医療用としては、心臓病・高血圧・胸やけ・尿酸値を低くするなどの目的で使われてきたそうです。

現代でも、糖尿病や、高血圧・健胃・二日酔い・精神的疲労に対する強壮剤であることが各種試験で証明されてきています。さらに、単に甘味成分として、砂糖の代替品であるにとどまらず、インスリン抵抗性を細胞レベルで改善する作用がわかり、2型糖尿病においては、ダブルで効果的だということもわかってきました。

🌿 アジアで人気のステビア。

話は冒頭に戻ります。そんなこんなで、今やとても豊かになってきた東南アジアの国々では いま、生活習慣病が大きな問題になりつつあります。もともと甘いものが大好きです。

南米のごく限られた一地域にしかなく、アジアにはありませんでしたから古典においてはアーユルヴェーダでは使用されていません。

でも、ヒスタミンの解毒作用や、抗酸化作用が非常に高いこともわかってきてるし、スリランカでもインドでも人気が高まってきているようなので、もだま工房でも栽培に力を入れることにしました♪ 日本ではステビアは人工甘味料だと思っている方も多く、その植物の姿が知られていないのも寂しいです。

🌿 おすすめの飲み方 ブレンドで楽しむ

ステビアは他のハーブとの相性も良く、ブレンドして飲むのがおすすめです。もだま工房では、ステビア茶としてステビア100%のハーブを販売しますが、これは、そのまま飲んでも、本当に甘いだけです笑 トゥルシーでも、ツボクサでも、そのほかレモングラスやミントなどのお好みのハーブティーに葉っぱ、一枚か二枚入れれば十分甘くおいしいハーブティーになります。

もちろん紅茶などにもとてもよく合います。お料理の味付けにも利用できます。是非、いろいろなブレンドにお試しいただけたらと思います。

⚠️ ご利用上の注意 キク科の植物にアレルギーがある人は、ステビアにアレルギー反応を起こす可能性があります。
強火で煮出すと苦み成分が出ます。
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