セロトニンとトゥルシー(ホーリーバジル)

セロトニンとトゥルシー(ホーリーバジル)

11月も下旬になると、石垣島にも冬の到来を思わせるような肌寒い日がやってきます。 そうはいっても本州の「秋」程度の気温ですが、こちらの冬は別の表現をすれば「雨季」。石垣島の冬は雨や曇りの天気が多くなります。

さて、雨が続いておひさまが見えない日が続くと、脳内では「セロトニン」の分泌量が下がってきます。

セロトニンは人間に穏やかな感情をもたらす神経伝達物質です。ドーパミンやノルアドレナリンなどの働きをコントロールして精神を安定させる役割を持っているため、不足すると感情のコントロールが効きにくくなり、イライラしやすくなったり、気分の落ち込みやうつ病の原因になると考えられています。

だから、雨の続く冬の石垣島では「腐りそう……」と愚痴を言う人が増え、イライラしたり喧嘩が増えたりするのですね(笑)。

実際に北欧など日照時間が短い地域では、冬場に精神的な不調を訴える人や「冬季うつ病(季節性情動障害)」になる人が多いことで知られています。石垣島でも、似たような体の重さや気分の変化を自覚されている方は多いのではないでしょうか。

また、SEやプログラマーなどの職業の方も、オフィスにこもりがちで太陽光を浴びる機会が少ないため、同様の不調を感じやすいと言われています。

そんな光不足によるセロトニン不足。 朝に太陽の光を10分ほど浴びればかなり解消されるのですが、石垣島のような天気が続いたり、室内ワーク中心の人はどうすればいいのでしょう?

一番手軽なのは「リズム運動」です。ウォーキングが効果的ですが、雨が続いていると外に出るのも難しいですよね。 そこでおすすめなのが、ガムを噛むなどの「咀嚼(そしゃく)運動」です。デスクワークの方は、仕事の区切りにスクワットをするのも効果的(チームでそんな息抜きができる環境づくりを話し合えると素敵ですね!)。

それも難しければ、「セロトニン呼吸法」という簡単な呼吸法もおすすめです。これは禅の深呼吸に通じるものがあり、お坊さんの心がいつも穏やかなのにも脳科学的な理由があるようです♪

また、「青空の写真を見る」のも意外と有効です。脳が刺激され、気分の変化を実感できる方もいます。画像検索で「青空」と検索して、10枚ほどじっくり眺めてみてくださいね。

そして、この季節にはホーリーバジル(トゥルシー )のお茶も非常におすすめです。

日照不足やストレスが続くと、脳内のセロトニン機能が低下するだけでなく、ストレスホルモンである「コルチゾール」が過剰に分泌されやすくなります。コルチゾールが慢性的に高い状態が続くと、免疫力が落ちたり、記憶力や判断力が低下して仕事が思うようにいかなくなったりと、悪循環に陥ってしまいます。

(ちなみに太陽光を浴びないと、体内のビタミンD合成も減るため、ダブルで風邪をひきやすくなります!)

ホーリーバジルは「アダプトゲン」と呼ばれるハーブの一種で、ストレスへの適応力を高め、コルチゾールの過剰な分泌を抑えて自律神経や免疫のバランスを整えてくれる心強い味方です。

また、海外では伝統的に抗ウイルスや呼吸器系のケアにも重宝されてきました。

本州ではこれから寒く乾燥する季節を迎えます。インフルエンザや風邪の予防、そして冬のメンタルケアの一助として、ぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね。

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