体質別 アーユルヴェーダのおすすめハーブ
はじめに
体質によって合うハーブは人それぞれ。アーユルヴェーダを学ぶと、初めての薬草や食品でも自分に合っているかどうか分かるようになります。
基本的にもだま工房で扱っているハーブは、中医学でいう「上品」のように、だいたい誰に使っても、長期にわたって使っても良いものがほとんどです。ですが、アーユルヴェーダで見ると、体質別におすすめのものがあります。このページでは、体質別にハーブをまとめてみました。
体質については、コラム《ドーシャで知る「本来の私」》を参照してください。
ヴァータ体質に合うハーブ
ヴァータは冷性・乾性・軽性といった性質を持つため、その逆の「温性・湿性・重性」を持つハーブが向いています。
- シャタヴァリ (Shatavari, Asparagus racemosus)
- つぼくさ(ゴツコラ) (Gotu Kola, Centella asiatica)
- プナルナヴァ (Punarnava, Boerhavia diffusa)
- モリンガ (Moringa, Moringa oleifera)
- トゥルシー (Holy Basil, Ocimum tenuiflorum)
- バコパ (Bacopa, Bacopa monnieri)
- ムクナ(カピカッチュ) (Mucuna, Mucuna pruriens)
- ピパーチ (Pippali, Piper longum)
- トリカトゥ (Trikatu)
- ヒングアシュタカチュールナ (Hingvashtak Churna)
- アルジュナ (Arjuna, Terminalia arjuna)
- クスリウコン(ターメリック) (Haridra, Curcuma longa)
- 春ウコン(バナハリドラー) (Bana Haridra, Curcuma aromatica)
- ポルパラ (Porupara, Aerva lanata)
ピッタ体質に合うハーブ
ピッタは熱性・鮮性といった性質を持つため、その逆の「冷性・穏やかな性質」を持つハーブが向いています。
- ゴツコラ(つぼくさ) (Gotu Kola, Centella asiatica)
- ブリンガラージャ (Bhringaraj, Eclipta prostrata)
- 月桃 (Gettou, Alpinia zerumbet)
- ハッカ (Hakka, Mentha arvensis)
- ステビア (Stevia, Stevia rebaudiana)
- シャタヴァリ (Shatavari, Asparagus racemosus)
- ブミアーマラキー(キダチコミカンソウ) (Phyllanthus niruri)
- アルジュナ (Arjuna, Terminalia arjuna)
- センシンレン (Andrographis paniculata)
カファ体質に合うハーブ
カファには重さ・冷性・湿性といった性質があるため、「消化力を高めて体の停滞を解消するハーブ」が向いています。辛味(カトゥ)・苦味(ティクタ)・渋味(カシャーヤ)を持ち、温性(ウシュナ)のものが特に向いています。
- ホーリーバジル(トゥルシー) (Holy Basil, Ocimum tenuiflorum)
- レモングラス (Lemongrass, Cymbopogon citratus)
- クミスクチン (Kumiskuchin, Orthosiphon aristatus)
- モリンガ (Moringa, Moringa oleifera)
- ピパーチ (Pippali, Piper longum)
- トリカトゥ (Trikatu)
- ヒングアシュタカチュールナ (Hingvashtak Churna)
- ギムネマシルベスター (Gymnema sylvestre)
- ハリドラー(ターメリック) (Haridra, Curcuma longa)
- 春ウコン(バナハリドラー) (Bana Haridra, Curcuma aromatica)
- ポルパラ (Porupara, Aerva lanata)
複合体質別のおすすめハーブ
🌿 ヴァータ・ピッタに良いもの
ヴァータとピッタはどちらも軽性ですが、ヴァータは冷性、ピッタは熱性という違いがあります。「滋養があり、温和な作用」を持つハーブが適しています。
シャタヴァリ (Shatavari, Asparagus racemosus)ヴァータを滋養し、ピッタの熱を冷まします。
ゴツコラ(つぼくさ) (Gotu Kola, Centella asiatica)心身を落ち着かせ、ヴァータのアンバランスを整え、ピッタの熱を麎めます。
アルジュナ (Arjuna, Terminalia arjuna)心臓の熱を冷まし、ピッタを麎静させながら、ヴァータの乱れを整えます。
🌿 ヴァータ・カファに良いもの
ヴァータは冷性・軽性、カファは冷性・重性という性質を持つため、「温性」を持つハーブが向いています。
プナルナバ (Punarnava, Boerhavia diffusa)温性と利尿作用でカファの滞りを改善し、ヴァータの神経系をサポートします。
ホーリーバジル(トゥルシー) (Holy Basil, Ocimum tenuiflorum)温性で、ヴァータとカファの停滞を解消します。
レモングラス (Lemongrass, Cymbopogon citratus)温性で、特にカファとヴァータを麎静します。
ポルパラ (Porupara, Aerva lanata)利尿作用が強く、カファを減らし、ヴァータを整える作用があるとされます。
🌿 ピッタ・カファに良いもの
ピッタは熱性、カファは冷性・重性です。苦味(ティクタ)と渋味(カシャーヤ)は、ピッタとカファの両方を麎静させるのに非常に良いとされています。
センシンレン (Andrographis paniculata)強い苦味があり、ピッタとカファの両方を麎静させます。特に肝臓の熱を冷まし、代謝を改善する作用が強力です。
ブミアーマラキー(キダチコミカンソウ) (Phyllanthus niruri)苦味と渋味を持ち、肝臓の浄化に優れ、ピッタの熱を冷まし、カファの滞りを解消します。
クスリウコン(ターメリック) (Haridra, Curcuma longa)温性でカファの代謝を促進し、抗炎症作用でピッタの炎症を抑えます。
アルジュナ (Arjuna, Terminalia arjuna)渋味が主要な味で、心臓のピッタを麎静させ、カファの重さを軽減します。
春ウコン(バナハリドラー) (Bana Haridra, Curcuma aromatica)ウコンよりも穏やかな温性で、ピッタの熱を冷まし、カファの滞りを解消します。
ギムネマシルベスター (Gymnema sylvestre)甘味を抑える作用があり、カファの過剰な甘味欲を抑え、ピッタの血糖値バランスをサポートします。
トリドーシャ(すべての体質に良いもの)
3つのドーシャすべてに良いとされているハーブです。体質を問わず、バランスを整えるのに役立ちます。
- トリカトゥ (Trikatu)消化力を高め、3つのドーシャすべてを整える働きがあります。(温性が強いため、ピッタが強い方は量に注意)
- ヒングアシュタカチュールナ (Hingvashtak Churna)消化器系に働きかけ、3つのドーシャのバランスを整えます。
- モリンガ (Moringa, Moringa oleifera)軽性で温性があり、ヴァータを滋養し、カファを減らし、ピッタを乱さないとされます。(過剰摄取は熱を増す場合あり)
- ブリンガラージャ (Bhringaraj, Eclipta prostrata)苦味と渋味が主で、ピッタの熱を鎮静させ、ヴァータとカファのバランスも整えます。特に髪の健康に良いとされます。
- つぼくさ(ゴツコラ) (Gotu Kola, Centella asiatica)ヴァータのアンバランスを整え、ピッタの熱を鎮静させ、カファの滞りを解消するトリドーシャハーブとして知られています。
- バコパ (Bacopa, Bacopa monnieri)苦味と渋味を持ち、神経系に作用してヴァータを鎮静させ、記憶力や精神の明晰さを高め、カファの重さを軽減します。
- ホーリーバジル(トゥルシー) (Holy Basil, Ocimum tenuiflorum)ストレスを軽減し、免疫力を高める作用で、体の全体的なバランスを整えます。