石垣島産 アーユルヴェーダハーブ

プナールナバ

ナハカノコソウ ── 「再生」を意味する若返りハーブ

プナールナバとは

Punarnava
プナールナバの葉

プナールナバ(プナール+ナバ)とはサンスクリット語で「再生」の意味。プナーとは「もう一度」「再び」、ナヴァとは「新しくなること」で、「体を若返らせ、再生させるもの」という意味が込められています。その名前が示すようにアーユルヴェーダの中でも特に大切にされているハーブのうちの一つで、若返りのハーブとして、オージャス(生命力)を高めると同時に体から余分なものを排出するデトックス植物としても高い評価を受けています。

東南アジアでは野菜としての利用も多く、多くの国で伝統的にメディカルハーブとして利用されています。

ここに紹介する内容はプナールナヴァという日本ではなじみのないハーブを紹介することを目的としており、もだま工房が販売するハーブに以下で紹介する効果・効能があると標榜するものでありません。ですので、もだま工房で販売していないプナールナヴァの根の部分や他のハーブとの組み合わせも紹介していきたいとおもいます。

基本情報

植物データ

学名 Boerhavia diffusa
和名 ナハカノコソウ
使用部位 全草

アーユルヴェーダの性質(グナ・ラサ)

ラサ(味) 甘味・苦味(渋味)
グナ(属性) 軽性・乾性
ヴィールヤ(薬力源) 温性(冷性と評価する地域もある)
ヴィパーカ(代謝特性) 辛味(消化後の味)
作用するダートゥー(体組織) ラサ(血漿)・ラクタ(血液)・メーダス(脂肪)・マッジャー(神経)・シュクラ(生殖器官)
作用するスロータス 尿管・消化管・循環器官

ドーシャへの作用(Tridosha-shamana)

すべてのドーシャをバランスします。特にカパとピッタを下げます。過剰に摂るとヴァータを上げる可能性があります。

● Kapha(カパ):強く下げる(主作用)

軽性(Laghu)・乾性(Ruksha)・利尿(Mutrala)の性質により、カパの重さ・湿気・停滞を強く減らします。

● Pitta(ピッタ):やや下げる(副作用)

苦味(Tikta)・渋味(Kashaya)の性質により、炎症・熱性のアンバランスを鎮めます。

● Vata(ヴァータ):基本的にはバランスをとるが過剰摂取で上げる可能性

乾性(Ruksha)・軽性(Laghu)の性質がヴァータを刺激しやすいため、過剰摂取には注意が必要です。

主な薬理作用

プナールナバの群生

利尿作用・抗炎症作用・抗酸化作用・抗関節炎作用・鎮痙作用・抗菌作用・鎮痛作用・免疫力増強作用・抗老化作用 

アーユルヴェーダでの主な適応

腎臓の問題・消化器疾患・水分貯留・浮腫・肝臓障害・関節痛・尿路感染症・咳・風邪・喘息・結核・肥満・炎症・腹水・便秘・皮膚の問題・目の障害・貧血

推奨される基本の使用法

小さじ半分から1杯のパウダーを、食事の後、普通の水で1日1〜2回飲むのが効果的といわれています。(空腹時には飲まないこと)

健康上の利点(伝統的な使用法)

🩸 糖尿病・肥満

メーダダートゥー(脂肪組織)を減らす作用があるため、糖尿病や肥満に対して使用されます。葉または葉からの抽出物が体内のグルコースレベルを制御し、インスリン値の増加にも役立ちます。

体重を減らすためにはバランスのとれた食事とともに、グックル(Guggul)と組み合わせるとより効果的とされています。

💧 浮腫(むくみ)

プナールナバは抗浮腫作用と軽度の利尿作用を持ち、リンパ管のつまりなどに由来するすべてのタイプの浮腫に効果的といわれています。

浮腫が心臓病のために発生する場合にも非常に有効です。プナールナヴァは心臓保護作用を持つハーブとしても知られており、その場合にはアルジュナとの併用がより効果的とされています。

🔥 抗炎症作用(Shothagni)

プナールナヴァはアーユルヴェーダのテキストでは別名「Shothagni」と呼ばれています。Shothaは炎症を意味し、gniは払うもの、すなわち「炎症をとる植物」という意味です。関節炎や関節痛の炎症を軽減することが知られており、肝臓・腎臓・関節の炎症に広く使用されています。

🦴 関節・通風

関節の炎症と痛みを軽減するため、関節炎に有益です。内服・局所的な外用どちらでも使えます。毒素や水分を組織から動かし腎臓から排出するのを助けるため、水が溜まって腫れた関節・関節炎・通風に有効とされています。

🫘 腎臓・泌尿器

このハーブは血液中のクレアチニンおよび尿素レベルを非常に効率的に低下させることができるので、腎臓の機能を改善します。腎結石・尿路結石・膀胱炎・腎炎に使用されます。

🫁 肝臓

肝臓を若返らせ、解毒するために広く使用されています。黄疸や肝炎に対して効果的な結果をもたらします。脂肪肝疾患とも呼ばれる肝臓の脂肪沈着を減らすことができます。

🌿 生殖系(男性)

プナールナヴァは男性の生殖システムを若返らせ、媚薬として働きます。これにより、性欲・勃起・精液の質と量が増加します。ヴァージカラーナとして使用されます。インポテンツの治療にも効果的とされており(全草が効果的ですが、特に種の部分が良いという文献もあります)、アシュワガンダとの組み合わせはより効果的でしょう。

🌸 女性の健康(PMS・月経)

プナールナヴァは、カパ型PMSの調節にも有用とされています。その症状は、鼓腸・疲労感・悲しい感じ・嗜眠・むくみです。小さじ1/2のハーブパウダーを蜂蜜と一緒に摂取すると、これらの症状が緩和されます。月経過多や大量出血などの症状にも役立ちます。

🌾 消化器系

駆風薬として働き、食欲を増し、アーマを消化し腹痛を和らげます。定期的に摂取すると、軽度の緩下剤として便秘に対しても有効とされています。

🌬️ 呼吸器系

咳や喘息を和らげるハーブとしても使われます。

喘息の場合の伝統的な処方例:20gの生の根・10gの乾燥根・3gのコショウを一緒に挽き、小さな丸薬に丸めて乾燥させます。ぬるま湯で1日2回1錠を摂取。これは喘息の病気を徐々に治すと紹介されています。または、4〜5gのプナールナヴァの根・3〜4gのトゥルシーの葉・1〜2gのコショウの実を沸騰させ、味のために少しヤシの砂糖を入れて飲むとよいと書かれているものもあります。

✨ 循環器系・肌

定期的に使用すると、血液が浄化されるため、肌に自然な輝きと若々しさが与えられます。プナールナヴァの根は、かゆみ・発疹などの皮膚アレルギーの治療にも使用できます。

鉄が豊富であるため、貧血を治療するためにも使用されます(アムラ・アロエベラ・プナールナヴァの組み合わせが多いようです)。

白斑への外用:プナールナヴァの葉と月桂樹の葉を同量、一緒に粉砕し、ジュースを抽出します。このジュース抽出物を白斑に塗り、皮膚の白い斑点を徐々に治していきます。

👁️ 目の健康

プナールナヴァの定期的な摂取は、夜盲症・緑内障などの徐々に視力を低下させる目の障害に有効とされています。根のしぼり汁は結膜炎・夜盲症などの多くの感染症や病気に対して有効とされています。地域医療の現場では「直接目に数滴使用することも有効とされています」(ただし現代の衛生学的には問題があります)。

🗣️ 声の問題

プナールナヴァの葉½kgとゴマ油¼kgを混ぜてオイルを作ります。そのオイルをぬるく温かい状態でのどと首に塗り、穏やかにマッサージすることで声の問題が良くなるといわれています。また、プナールナヴァ250gと砂糖125gを混ぜて一緒に煮てシロップを作り、1日2回、ティースプーン1/2をコップ1/2の水で飲むとよいと書かれています。

このようにプナールナバはすべての重要な器官系に作用し、それらを若返らせ、新しい命を与えます。そのため、プナールナヴァ(再生するもの)という名前で呼ばれます。

注意事項

⚠️ 使用上の注意

プナールナヴァは人体でよく許容されるため、野菜としての生の形で、または上記の他の形で摂取しても安全です。ただし、以下の予防策にご注意ください。

  • 腎臓障害のある方は注意が必要です。
  • 妊婦さんや授乳中の方は医者と相談するように勧められています。
  • ACE阻害薬(高血圧の薬)の作用を高める可能性があります。
  • 食後に水で飲むのが良いとされています。空腹時に水なしで飲むとのどに熱感を引き起こす可能性があるといわれています。
  • 以前のHPでプナルナヴァが「自己生成アルコールを含む」と表記しましたが、それは出典元の誤りであることがわかりました。それはプナルナヴァアリシュタ(酒)のことであり、プナルナヴァチュールナ(粉)には含まれません。ここに訂正します。m(__)m
  • 12歳以下の子供は使用を控えましょう。
  • 脱水症の時は使用を控えましょう。
  • 鎮静剤・抗うつ剤・抗てんかん剤を服用している際には慎重に使用してください。

医学的な研究情報については、以下のサイトが専門的な情報量が多く参考になります:プナルナヴァの研究(examine.com)

おすすめの飲み方

基本の飲み方

小さじ半分から1杯のパウダーを、食後に水で1日1〜2回。空腹時は避けてください。

⚠️ ご注意 腎臓障害のある方・妊婦・授乳中の方は医師と相談してください。ACE阻害薬(高血圧薬)との相互作用の可能性があります。12歳以下のお子様・脱水症状時は使用を控えてください。
本ページの内容は効果・効能を保証するものではありません。
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